こんばんは。
sekainohajimarisanです。
今日は初雪が一瞬降り娘が大喜びでした。
最近は養護学校で卒業制作のアート作品作りをしていて
ニコニコ穏やかで夜も良く寝ています。
本人の作品から知る驚きと発見!?
行動障害がある方にアートで豊かな世界を知る
手掛かりが詰まっていることがあります。
娘は幼い頃から作品作りが大好きで
紙では書き足らず体や部屋の壁中に夢中で絵や文字を書いていました。
人間が全てウサギで表現されていたり
ある数字や文字だけが鏡文字だったりする作品を通じて
娘にはこう見ていているんだ・・・
こういう脳の特性があるんだ・・・
と驚きと発見をしたことは今でも忘れられません・・・
なんて綴りたいところですがあの頃はまだまだ
受容できるsekainohajimarisanではなく・・・
アール・ブリュットってなに?
「アール(Art)」 アート 芸術
「ブリュット(Brut)」 生の 加工されていない 原始的な
日本語では「生(き)の芸術」と訳されます。
既存の美術や文化潮流とは無縁の文脈によって制作された芸術作品の意味で、
英語ではアウトサイダー・アートと称されています。
伝統や流行、教育などに左右されず
自身の内側から湧きあがる
衝動のままに表現した芸術。
フランスの画家ジャン・デュビュッフェ(Jean Dubuffet 1901-1985)
によって考案されたことば。
福祉のアール・ブリュット
障がいのある人のアートを示す言葉でもなく
障がいのある人が作った作品がすべて
アール・ブリュットと呼ばれるわけではありませんが
日本のアール・ブリュットの作りてに
障がいのある人が多いのも事実です。
しかし行動障害のある人の常同行動、こだわり
すべてがアート(表現活動)につながり誰もが芸術の才能を持っていると
一方的な見方で表現活動を押し付けるのは間違いで
行動障害のある人にとってのアート(表現活動)は
あくまでも本人を知る手がかりとして利用する。
アートで別の視点が見えてくる
・ 本人が存在する世界と繋がる方法として表現
・クセの様な繰り返し
・他人に影響されたものや目にしたもの
・思いもよらない動機など
なぜこの人はこのような表現をしているのか?
この表現にはどんな要素が込められているのか?
アートという視点で出会いなおしてみると
新たな発見や見え方が変わって面白いかもしれません。
まとめ
・福祉としてのアール・ブリュットは、表現の魅力が目的ではなく障害者について知るための手段として利用される。
・一方、芸術という枠組みにおいてアール・ブリュットを考えるときは、アール・ブリュットだから、障害者だからと特別扱いせずに一人一人の個性として受け止めたい。