こんばんは。
sekainohajimarisanです。
「僕が仕切るんで支援会議しませんか?」
この夏、縁あって出会った訪問診療の医師が言う。
内心、いやいやもうどうにもならないのよ・・・
十数年、実を結ばない井戸端会議みたいな支援会議散々やってきて
こっちは懲りてるんだってば・・・
今どきのお洒落パーマにノートパソコン片手に持ち
聴診器はオールブラックでスタイリッシュ。
カッコいいシャレオツドクター。
何となく気が利いている若者だとは感じてるけど・・・
若さの熱量だけでやると空回りすんぞ!
でも先生がやりたいならいいよ・・・
支援者が想像以上に食いついてきた
医療現場も福祉現場もなんか忙しいのに悪いな・・・
しかし声かけた支援者は全員出席。
「ずっと待ってました~!知りたいことが山ほどあるんです!」
支援者のみんなさんがそう言って参加を望んでくれていた事に驚いた。
それだけ支援者の皆さんが困っていたのかもしれない。
支援会議よりもフルメーク
どうせ大した会議じゃないでしょう・・・
人数いるから自己紹介と井戸端会議で終わりそう・・・
zoomで顔出しか・・・
コロナの時に出会ったメンバーなので素顔を知らない同士。
朝からフルメークに力をいれてしまった
前日はzoomに映える服まで検索してしまった(笑)
ほんとしょーもないのよ。sekainohajimarisanは。
でもそれだけ現実に打ちひしがれて自閉症支援の難しさを知って
期待しないって決めた今があるのです・・・
ミーティング参加ボタンを押すと
あれ!?全員マスクで覆面状態・・・
しかもみんなヘッドホンにマイク付いたやつして本格的過ぎるんですけど!!
仕事を休んで出席した旦那とsekainohajimarisanは慌ててマスクで素顔を隠した(笑)
お茶のみ会議だろうと余裕ぶっこいていた自分を殴りたい
想像以上の仕切りと連携に圧倒される
今までこちらがお願いして医師を呼んで行った支援会議はあるけれども
なんかその場でなんとなく煮え切らずに終わった会議ばかりだった。
今回は医療側からの申し出と仕切り。
初回だからと気を抜いていたsekainohajimarisanは
後ろからハンマー。
もうテンポが速くて仕切りが上手い医療側に圧倒され付いて行くのに必死。
その話をまとめて医療側がさらに業界で有名な主治医と意見交換する。
圧倒されながら全く無駄がないレベルの高い会議に
もの凄くsekainohajimarisanは興奮した。
そして週1にそれぞれ支援者が支援報告のレポートをメールして
月1のzoom会議を開くことを参加者で決めた。
もうキラキラした支援が無いのを知った上でのリスタート
思春期から強度行動障害が徐々に表れて卒業後は家の壁に穴が空き
騒音レベルの大声を出すようになった。
明らかに成人移行に失敗した。
sekainohajimarisan.hatenablog.com
絶望を感じてやさぐれていたsekainohajimarisanだったけどこの1年
理由がどうしても知りたくて月1横浜に発達障害で有名な先生に会いに行っていた。
そこで教えて頂いたのは
・自閉症の歴史を振り返っても画期的な改善や薬は今もない
・発達検査(正しい評価)が実はすごく大事だという事
・支援の基本はデコボコの低い所
・特性の視覚優位で正しい自閉症支援と理解の基本を押さえて
地道に支援していくこと
・さらに個人レベルまで落とした支援に繋げていくこと
要するに自閉症支援の基本をしっかりやれという事。
それでも難しいことがたくさんあって研究中らしい。
もう私たちは成功事例とか何も望んではいない。
望まな過ぎてどうでも良くなった毎日に
医療チーム(先生)のお陰で
もう一度チームで頑張ろうと火をつけてくれました。
基本と評価をおさえて視覚支援。
毎日の記録とチームワークの連携。
今度こそ娘の生きやすい安心した世界を作るぞ!!