6月の梅雨時期になりました。
しかしこの時期から気温、湿度、気圧、夏の猛暑・・・
不快で厳しい気候が娘を襲います。
思春期あたりから更に感覚の過敏さが増していて色々な変化が苦しそうです。
どうしても薬で抑えようとしてしまいますが、一番は環境を整えること
昨日も児童精神科の受診で娘の主治医の先生と「環境を見直してそれでもダメだったら
薬を考えましょう」という話をして来ました。
暑いしうるさいし娘にとっては地獄のような環境
感覚過敏が強すぎる娘の為に幾度となく環境を整えて来ました。
自宅や療育センターなど理解のある場所での環境は困らなかったのですが
養護学校は集団、訓練、公平性で「ひとりの為に」はタブーな事。
当時はエアコンもなく扇風機も遠い天井に一台。そしてうるさい中の集団行動。
娘は登校から下校まで荒れていました。
そして「何とかしよう」と心ある先生方が動いて下さり
娘の為に放課後、私と手探りの環境づくりが始まりました。
先生と私が歩んだ感覚過敏の強い娘の環境の記録
当時、協力してくださった先生はきっと風当たりが強かったことでしょう。
「小学部なのに個別?」「構造化?」「そんなことより訓練しないと」
色々な摩擦の中でしかも私も担任の先生も知識も経験もなく手探り状態。
佐々木正美先生の「絵で見る構造化」の本をバイブルに段ボールでパーテーションをつくったりなんか青い色が落ちつくらしい?!と青いマットをしいたり、試行錯誤。
師匠が学校に来て下駄箱や机でこの字のスペースを作って下さり、こんな感じで・・・
からどんどん先生方とバージョンアップさせていきました。
小学部 手探りの環境づくりの日々 (2010年) 中学部 ワークシステムと静かな環境 (2018)
画面越しの指導や活動は過敏さも抑えられて緊張しない。
一人で活動して学べるシステムも同時に取り入れました。
新しい生活様式、10年前から取り入れてました(笑)
時代がやっと追いついて来た~!!
小学部 パソコンで4コマ漫画づくり(2011) 中学部 タブレットで手順書(2017)
今は見違えるほどの快適な環境
エアコンが付き更に担任の先生が自前で静かな扇風機を提供。
娘の好きなキャラクター「塊魂の王子」も手作りでパソコン横に。
環境も心もしっかり整えて下さり放課後、最高な環境で活動させてもらっています。
十分すぎるのにさらに色々なことを考えて相談してくれる養護学校の先生方。
最高すぎます!!
今年の夏休みは短縮で暑さを心配していましたがこの環境!乗りきれそうです!
まとめ
娘の環境づくりを通じて私は
求めよさらば与えられん:何事も進んで努力することの大切さを学びました。