sekainohajimarisanの日記

重度知的を伴う自閉症の娘の事、日々の事を綴るブログ

そうだ、京都へ行こう

こんばんは

sekainohajimarisanです

 

今まで娘の支援で自分の事はすべて後回しでしたが

 

お陰様で短期入所も安定して利用出来るようになって

 

自分の時間が持てるようになりました

 

自分がやりたい事 会いたい人に

 

ためらわずに手を伸ばして会いに行きたい

 

いつ死ぬかわからないので

 

後悔のない様に

 

自分の人生ここから巻き返したい

 

そうだ、京都に行こう!!

 

新横浜駅からひかりに乗って弾丸で京都へ

 

sekainohajimarisanにはまだ会っていない甥っ子がいるのだ・・・

 

 

座れないと思ってグリーン車にしたらガラ空きだった・・・

 

しかも外国人しかいなかった

 

駅から見える京都タワーは京都に来たという感じ。

タクシー運転手にいけずの洗礼を受ける

京都駅から予約したホテルまでワンメーター

 

兄弟に迎えに行くと言われたんですけど

 

忙しく夫婦で商売していたり甥っ子は学校なので

 

「勝手に行くから大丈夫だよ」と断りました

 

駅でタクシーを待っているとアジア系の団体が

 

普通のタクシーじゃなくてジャンボタクシーに乗りたいので

 

このタクシーどうぞと譲られたので

 

このタクシーに乗ってしまい・・・

 

運転手のおじいちゃんに住所を言うと

 

「京都は住所ではいいまへん」

 

と言われては?と思いましたが

 

「そうなんですね、すみません・・・」

 

と謝った後スマホで目的地のアプリを見せると

 

チッ!!

 

え!?なんの音?入れ歯のかみ合わせでも悪い?

 

いやこのジジイの舌打ちだわ

 

感じ悪るっ~

 

と思いながら乗っていると

 

小路地を通らず思いっきり大回りされて

 

普通なら千円ちょっとで行くところを二千円切って来たんで

 

「すみませんここで降ろして下さい」と言ったのに降ろして貰えず

 

更にメーター止めずに奥に進んでやっと止まって

 

しかも支払いは現金のみ

 

「世界中から観光客が来るのに現金のみってすごいですね・・・」

 

とボソッとジジイに嫌味を呟いていけず返し

 

今年は人の悪口言わない、品の良いおばさまになると誓ったのに・・・

 

支払いで5千円しかなくてお釣りをもらおうとしたら

 

「おつりがなんぎやな~」と言ってなかなか出さなくて

 

「じゃあ、おつりはいいよ!!」とブチ切れ寸前

 

降りる時にタクシーのジジイに

 

「バブルみたいな商売しやがって!

イケズやわ~このタクシー!」

 

と大声で言ったらびっくりした顔してました

 

初めてかもしれない人に悪態ついたの

 

※後からバリバリ京都人の義理の姉や家族に聞くと今はジジババと舞妓さんや古い世界はまだいけずが残っているけど若い世代にイケズな人はいない。でも独特な文化はある。あと個人タクシーには乗るなとのこと。タクシーで行先の住所いうのは普通。

 

ちなみに帰りもタクシー利用

 

同じ道なのに1100円でQRコード決済

 

運転手さんはスマートな対応

 

なんか思いだすとあのタクシーのジジイ腹立つ~

 

無言で抱きしめられると一番刺さる

ホテルについて気を取り直して

 

義理の姉と待ち合わせたホテルのロビーに行くと

 

sekainohajimarisanを見つけた義理の姉が

 

無言で抱きしめて来て泣く

 

sekainohajimarisanも言葉が出なくなって

 

一緒に泣く

 

二人で泣いて落ち着いた時に

 

「もう~ちょっとやめて下さいよ~!!」と言うと

 

お互い笑いあって

 

「心配してたんよ、元気だった?」とやっと会話が出来ました

 

10数年ぶりの再会

 

去年、10年数年ぶりに実家に帰った時は

 

親や兄弟は「仮出所」だとか「北朝鮮に拉致されてた」と

 

ブラックなイジリでしたが場がしんみりしないようにしてくれてました

 

ワンクッション挟んだ関係はお互い聞かない、言わない

 

だけど苦労してるのは知ってる

 

その思いがお互い言葉ではなく涙となり

 

なんか一番弱い所に刺さりまくりました

 

甥っ子にやっと会えました

念願の甥っ子にやっと会えました!!

 

上の子は会ったことがあるのですが下の子とは初対面

 

兄弟の高校生の時の生き写しみたいにそっくり

 

大学に合格したお祝いもかねて

 

江戸時代から300年続く老舗の見事なお料理を頂きながら

 

兄弟家族と楽しい贅沢な夜を過ごさせてもらい

 

とてもとても楽しかったです

 

 

最後はなんか料理長からスタッフ一同の見送り

(兄弟の義理のお父様と昔からの知り合いらしいのでみんな出て来て・・・)

 

「とにかく京都人は頭を最後まで下げたものが勝ちの文化

 

あの曲がり角でもう一度振り返り頭をさげて」と言われて

 

数百メートルの曲がり角で米粒くらいなのに

 

振り返るとまだ向こうも頭下げてて

 

こっちも負けずに下げました

 

京都ってホントに色々すごいところですね

 


お土産にもらった「すぐき漬け」地味に一番美味しかったです