こんにちは
sekainohajimarisnです
smail kansyaさんが先週 映画「月」を見たとコメントを下さり
sekainohajimarisanも娘が昨日の夕方から短期入所でいないので
朝一で観て来ました
県内で起きた施設殺傷事件
現実にいつかは入るかもしれない津久井やまゆり園
ちょっと見に行くのが怖かった
一応、気分が悪くなったり動揺して事故らないように
安定剤をカバンに入れて車ではなく電車使いました
2016年に発生した相模原障害者施設殺傷事件を題材にした本作は
今年公開された『ロストケア』と通ずる社会の暗部を描く重厚感のある社会派作品
思ったより虐待や虐殺シーンが少なくてホッとしました
でも見始めから凄く考えさせられる映画でした
個人的には殺傷事件後施設に駆け付けた
入所利用者のお母さん(田畑淳子さん)の叫び声が
自分と重なって帰りの駅まで涙が止まらなかったです
本音と建前 幸か不幸 生きる価値 出生前診断 生産性の有無
希望を与えるものでなければ大衆にうけないビジネス
行き場のない重度障がい者の親子と施設で起こる隠ぺいと虐待
白黒つけられない複雑な闇
sekainohajimarisanも娘のパニックで自分を消耗した時
明らかにさとくんの思考は極端で異常だとは思っているけど
そちらに引っ張られそうになる瞬間ってあるんですよね
娘が幼い頃は希望や綺麗ごと自分でも言っていたんですけど
現実を知れば知るほど
他人の綺麗ごとや励ましも酷く薄っぺらいものに感じて
自分の闇の部分が炙り出されるというか
じゃ,代わってくれます?と嫌味を言いたくなっちゃうんですよね
さと君も人の役に立ちたいから障がい者の支援員になったわけで
元々の本人の資質と想像以上の支援への過酷さと障がい者の現実に歪んでいく感じ
なんかわかる部分もあって
親でさえこんな現実しらなかったし耐えられない日があります
それでも我が子の穏やかで笑顔な日は可愛い
映画の中でも本物の障がい者の方の穏やかな表情や笑顔良かったな・・・
余裕がない時代になってますます福祉の世界が危うくて
支援者の方も親もギリギリの感情や気力で重度障がい者を支援しています
綺麗ごとでは片づけられないことも多いですが
どんな理由があろうと他人が誰かの命を奪う権利はないし
一戦は超えてはいけないと心に誓う
自戒を込めて