sekainohajimarisanの日記

重度知的を伴う自閉症の娘の事、日々の事を綴るブログ

津久井やまゆり園殺傷事件から7年

こんばんは

sekainohajimarisanです

 

やまゆり園殺傷事件から7年・・・

事件が起きたとき娘は中学生

その頃はまだ当事者家族や支援者、福祉や社会的な問題など

たいして知りもせず大変な事件が起きた衝撃の方が強かったです

娘が成人になった今福祉の世界を知る度に

この事件を色々な方面から深く深く考えさせられ

親としては様々な思いや葛藤が駆け巡ります

この問題は植松聖だけの問題ではなく福祉、医療

社会全体の問題も大きく大変難しい問題

自ら施設に入る人はいない

親も捨てたんだからほっとしている!?

中にはそういう方もいるかもしれませんが

苦しみながら施設に入れざるを得なかった家族がほとんどです

自傷や他害、強度行動障害で壁に穴が空いたり親子で血だらけ傷だらけの

想像を絶する毎日に

「たすけて下さい!!」と言っても

「様子を見ましょう」と支援者に追い返されながら

訴えて訴えてボロボロになってやっとの思いでたどりつく施設・・・

親の体力や生活が限界になってたどりつく施設・・・

施設を安易に選んだわけではなくそれしか方法が無かった事知って欲しい

静かな悲しみは計り知れない

進まない脱施設 地域移行

重度の障害に地域の居場所があるのか?

受け入れてくれる人材、事業所、グループホームはあるのか?

夢を持って養護学校卒業したけど

そんなものはほぼほぼ無かった現実でがっかりしました

それでもまだ制度が脆弱ですけど

県も市も支援者も頑張ってくれている事

後見人制度やグループホームの制度の改正も進んでいる事

今月、コロナ明けで初めて行った親の懇談会で知りました

親同士は希薄になりがちですが地域のリアルな情報は

親同士でなければ得られない事が多いので今後も繋がっていたい

少しずつ良くなってはいるのは感じるが

まだまだ時間が掛かりそう

「親なき後」せめて安心して死なせて欲しい

 

7月26日は怒りと悲しみと福祉を考える

親としては植松聖にお前の価値観で勝手に殺すんじゃないよ!!と怒りしかない

役に立つとか立たないとか0か100で考える思考の怖さは異常

そう思わせた社会とか環境とかも問題

綺麗ごと言うだけのやつはsekainohajimarisanも嫌いだし

介護、支援をやったことのある人しかわからない感情もある

疲れすぎておかしくなる日もある

そんな時は

その場から離れて距離を置きましょう 逃げましょう 辞めましょう

 

風通しの良い福祉と優しい社会を願ってます

 

亡くなった方のご冥福を祈って・・・