前に進もう
保健センターに勧められた療育センターに電話を掛けました。
そちらに通いたいという事を告げると
「〇日にお待ちしてます」
と言われ、一週間後に行く事になりました。
当日、私は娘を連れて
タクシーに乗りました。
私が行き先を告げると
タクシーの運転手さんが
「なにをしにいくの?」
「あんたの子どもは
こんなところに行く子どもじゃないよ!!」
「俺はやめた方がいいと思うけどな・・・」
「子どもを障がい者にしてどうするの?」
「あんた、子ども1人?」
はいはい、1週間前にも
主人の母に言われましたよ~
現在はインターネットやメディアで
脳の機能障害だと言う事や
発達障害が認知されて来ましたが
15年前はまだ冷蔵庫マザー神話を
力説してくる老害が多かったです。
あると擦込まれて鵜呑みにしてる世代に
毎日、子どもの育児でヘトヘトな私達を
更に言葉でボコボコに殴り
「あなたのために言っている・・・」
と決め台詞を吐く。今なら立派なDV。
遠い目をして聞き流していました。
「着いたよ。違うと思ったら
すぐ出て来いよ!!」
と一方的に携帯番号が書かれた
紙を渡たされ私と娘を降ろして
去って行きました。
療育に行く前から
どっと疲れたんですけど・・・
ここ?
古いプレハブ
確かに不安・・・
私は娘を抱き恐る恐るプレハブの戸を
ガラガラと開け
「すみません~お約束していた〇〇です~」
というと「は~い」とにこやかに担当の先生が出て来てくれました。
この日は説明を受け、手続きをし、来週から体験で療育を始める事になりました。
帰りは、貰った電話番号を駅前の
コンビニのごみ箱に捨て電車で帰りました。
「無知で熱心な人が一番人を傷つける」